プロフィール

東俊介

Author:東俊介
元大崎電気ハンドボール部
元日本代表キャプテン
1975年生まれ

皆さんこんにちは。
この度シュータスのHPで「アズマイズム」と題したブログを公開させていただくことになりました。
「ism」とは主義や主張、学説などのことをいいます。
つまり「アズマイズム」とは僕の主義、主張です。
ハンドボールを始め、様々なスポーツや出来事について僕が日々感じ、考えた事などを徒然なるままに書きつづっていきたいと思いますので、シュータスのHPを訪れた際には是非ともついでにのぞいていって下さいね。


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いつの日か

先日、大学の後輩で、

現在沖縄のローカルTV局である

RBC(琉球放送)に勤務する

上原覚史(マスラ)から1枚のDVDが届きました。





DVDの中身は先日RBCで

ゴールデンタイム(18:55~19:48)に

放映されたユウヤの生き様を描いた番組、

「田場流 ~自信過剰でちょうどいい~」。

200708182046000_1.jpg






ユウヤの高校の後輩でもあるマスラが

若干30歳にして、ディレクターと

カメラマンの2役に加え、編集と選曲まで

こなし、魂を込めて創り上げた作品でした。

(最後の数日は連日徹夜だったそうです)





DVDにはマスラからの

メッセージが添えられていました。







~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~







この番組を見て面白く思わない人も

たくさんいるかもしれませんが、僕は

僕の視点で田場さんがハンドボールの将来と

沖縄の子供達のことを考えて起こした行動を

少しでも多くの人に正しく伝えたいとの願いと、

現在の自分をつくりあげてくれたハンドボールに

貢献したいという想いをこめたつもりです。





12月の初めには30分番組になりますが、

九州各県でも放映されることになりました。





この番組を見て、少しでもハンドボールに

興味をもつ人が増えてくれればと思っています。







~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~







番組は素晴らしい出来映えで、感動させられました。





マスラの言葉を借りれば、田場裕也という

キザで、頑固で、態度もデカい変な男が

(これまたイイエテミョーな表現だよなぁ)

大好きなハンドボールと沖縄を盛り上げる為に

変な男なりに必死で頑張っているというのが、

非常に良く伝わるのではないかと思います。







ユウヤ、ホントに良い後輩を持ったな!







マスラ、お前は男だ!!!

200708252325000_2.jpg

(現在はPRIDEではなく、

ネタ祭り統括本部長となったノブさん)







というワケで、遅ればせながら

僕も花の続きをアップさせていただきますら。







・・・えー、今のは、なかったことに。









~花④~





4月15日。





僕と田崎さんはユウヤに連れられ、

昨年と一昨年のインターハイ王者

(一昨年は高校三冠)でユウヤの母校でもある

沖縄県立興南高校の体育館へと向かった。

(黒島先生、お世話になりました!)





まさか沖縄に来てまで

練習する事になるとは

思ってもいなかった僕たちは、

ユウヤやFC琉球の選手から

練習着とシューズを借り、

トレーニングに参加させてもらった。

(海パンは持ってきてたんですけど、

さすがに練習着とシューズはなぁ・・・

(ウッチー、シューズありがとね!)

そういえば、僕が沖縄を訪れるのは

これで3回目になるんですけど、

未だに海に入ったことがないんですよね。

(結局今回も入れませんでしたが・・・

「美ら海水族館」にも行ってみたかったのにな~)

前の2回は日本リーグでしたし(試合で来てるのに

まさか泳ぎに行くワケにはいかないですもんね)、

高校2年の時には、修学旅行先が沖縄だったのにも

関わらず、丁度べにばな国体(山形県尾花沢市)の

日程と重なってしまって行けなかったですしね。

(いや、銀山温泉も風情があって

それはそれで良かったんですが、

思春期真っ盛りの男子とすりゃー、

温泉で浴衣のお年寄りを見るよりも

ビーチで水着のピチピチGAL(死語)を

眺めるほうが・・・ねぇ???←色ボケ)

ちなみに試合のほうは1回戦で優勝した

山口選抜に19-22で敗退してしまいました。

(山口選抜はこの年インターハイで優勝した

下松工が主体で、元トクヤマの保科さんや

現トヨタ車体の近藤などがいた強力チーム。

僕が高校時代に出場した全国大会は

全て1回戦敗退という結果だったのですが、

べにばな国体は優勝した山口選抜、

栃木インターハイでは準優勝した

大分電波(現大分国際情報高校。

紡織の植木なんかがいましたね)、

東四国国体でも準優勝した全神奈川

(元ホンダの阿部ちゃんにEHVAue

(ドイツ)のシンノスケ、元大同の峯村などを

擁したこれまた強力チーム)といきなり対戦するという

なかなかにパンチの効いたクジ運でした))

しかし、1回戦で負けて早々に金沢に

帰ってはきたものの、まだクラスメイトが

沖縄から帰ってきてなかったのにはヘコんだなぁ・・・

あん時は、修学旅行に行けなかった

僕を気遣ってお土産を買ってきてくれた

クラスメイトの優しさが身にしみたっけ。

(3年間男だけの色気もクソもねー

むさ苦しいクラス(土木科)だったけど)

大量のパイナップルチョコレートに、

ちんすこう、シーサーの置物に星の砂・・・

・・・って、オメーら40人からおって

同じもんばっかり買ってくんなや!!!←恩知らず

(僕の実家には未だにシーサーの置物と

瓶詰めの星の砂が10コずつくらい置いてある。

まーこんだけたくさんシーサーがいりゃー

魔物も災いも寄りつかねーでしょうね・・・)

ちなみにパイナップルチョコレートは食べ過ぎると

石鹸の味がするんで、す、YO!・・・←トリビア&死語)





この日は、試合翌日という事もあり、

バドミントンやバスケットボール、

フットサルにバレーボールなど、

レクリエーション的なメニューを

次々に行っていくという日本では

少々珍しい内容の練習が中心だったのだが、

(欧州のクラブなどではしばしば

こういう練習をするらしいです。

(チャーリーやイヴィッツアも色々なスポーツを

ウォーミングアップに取り入れていましたね)

確かに楽しく身体を動かすことは出来るのですが、

休憩時間がかなり短く、普段使わない色々な

筋肉を動かすので見た目以上にキツいです。

そういえば、今回一緒に参加した田崎さんも

40手前にも関わらず、汗だくになりながら

頑張っていました。←まだまだ若いよな~・・・

特にフットサルではもともとサッカーを

やっていただけあってかなり熱くなっていましたね。

いや~、僕もあんな熱いおっさん(失礼!)になりたいもんです)

練習の最後にはユウヤが

僕に時間をくれる事になっていた。





そこで僕はDFとポストプレーの練習と、ユウヤが

現在の立場上、選手に言えないような事をぶちまけた。





監督という立場であるならば、

選手には言えない、

また、言うべきではない事を。





僕は昨日の試合を見て、ユウヤが

一選手であれば伝えられるであろう事が、

GMに監督、コーチ、選手を兼ねているという

現状ではうまく伝えることが出来ていないように感じた。





そして今、僕がユウヤのために出来ることは、

それをFC琉球の選手に伝えることだと思った。







ユウヤが今までどう戦ってきたのか?





どんな気持ちでこのチームを立ち上げたのか?





試合に勝つために必要なことは何なのか?





自分はナニをするべきだったのか?





そして、自分達はナニを目指しているのか?





目指さなければならないのか?







僕がこの時ぶちまけ、求めたことは

本来ならば、沖縄県大会の準決勝で敗れた

チームに、そして選手に求めるような事ではない。





しかし、FC琉球はプロチームで、

選手はプロのハンドボール選手なのだ。





ユウヤは選手をプロとして

扱っているが、僕にはまだまだ

FC琉球の選手達がプロには見えなかった。

(プロ選手ではない僕が言うのも何なんですが)





特に今年日体大から入団したエースの村山と、

中部大から入団した中にはかなりキツい言葉を浴びせた。





僕が前日のゲームを見た中で、

この2人が最も才能を感じさせ、

また、最も問題を抱えているように見えたからだ。





2人は初対面の僕が突然投げかけた

厳しい言葉にはじめは戸惑っていたようだが、

聞き流すことをせず、真っ直ぐに受け止めてくれた。





そして、真摯に練習に取り組んでくれた。





後でユウヤに聞いたところ、

実は2人は那覇西高校出身で、

昨日、那覇西クラブに敗れて

一番悔しい思いをしているのは

この2人だったのだそうだ。

(那覇西クラブはその名の通り

那覇西高校OBが主体となっている

チームで、那覇西高校のOBでありながら

あえてFC琉球を選んだ2人にとっては

絶対に負けたくない相手だったことでしょう)





強引で自己中心的に見えたプレーは、

自分が何とかしなければという

強い気持ちのあらわれだったのだろう。







僕は、彼らを誤解していた。

200704151510000_3.jpg

(田崎さん、マスラ、村山、中、岡田と。

ちなみに僕の顔をラケットで隠しているのはユウヤです)









練習後に、ユウヤの先輩である

比嘉勉さん宅でバーベキューパーティーが開かれ、

僕と田崎さんも招待していただいた。





窓の外に海が見え、庭では選手とその家族が

焼きたての肉や出来たての焼きそばを

美味しそうに食べながら、お酒を飲んでいた。





僕と田崎さんはそんな光景を眺めながら、比嘉さんの

子供たちと遊び、ソーキ汁と泡盛をご馳走になった。


P4150042_30_4.jpg

(しかし、かなり弾けてるな~・・・)







とてもゆっくりとした時間が流れた。





心の洗濯とは、こういう事なんだろうなと思った。





特に田崎さんは普段から世界中を飛び回っている

多忙な方なので、本当に癒されているように見えた。





時が経つにつれ、はじめは遠巻きに

僕ら2人を見ていた選手達も

卓を同じくして色々な事を語り合った。





久高、村山、中、岡田、積。





みんなハンドボールに対する

情熱を持った熱い男たちだった。

(ちなみにキャプテンである久高は

僕の大学時代の同級生(キヨタツには今回会えなくて

本当に残念だったけどね・・・)の弟なんですよね。

いや~、世の中ってのは本当に狭いもんです)





会も終わりに近づいた頃、

主催者である比嘉さんが、

僕と田崎さん、スポンサーである

伊是名さんに選手達への

メッセージをくれないかと言った。





ここで、伊是名さんが語った言葉は、

FC琉球の選手のみならず、僕たち

日本リーグの選手が肝に銘じなければ

ならない大切な内容だったと思う。





伊是名さんは、企業を経営しており、

企業の収益の中からFC琉球を

スポンサードする資金を捻出している。





FC琉球をスポンサードするという事は、

社員が汗水たらして、必死で稼いできた

お金をFC琉球のために遣うという事だ。





伊是名さんは企業のトップとして、

社員が稼いできたお金の使い道を

社員に納得させなければいけない。





それが、トップとしての務めだと。





単純な話、FC琉球をスポンサードしなければ、

その分社員に多くの給料を支払うことも出来るだろう。





しかし、それよりも自らの企業にとって、

価値があるのだと判断したからこそ、

自分はFC琉球をスポンサードしているのだと。

(もちろん田場裕也という人間を信用し、

応援しているという側面もあるのでしょうが)





今回の負けで全てが終わったわけではない。





ただし、ここで負けるようなチームに

お金を出し続けていくことは出来ないと。





自分の企業の仲間達に説明が出来ないと。







伊是名さんは、そう言った。







FC琉球の選手たちの目つきが変わった。





おそらく、こういう事を言われたのは、

そして、深く考えたのは初めてだったのだろう。

(僕の勝手な予測になってしまいますが)





この時、初めてFC琉球の選手達は

自分たちが「プロ」なのだという意識を

持つことが出来たのではないだろうか?





自分がハンドボールでお金を貰っている、

ハンドボールでメシを食っているのだと。







これまで、ユウヤはあえてこういう話を

選手の耳には入れないようにしていたのだと言う。





こういう話は、GMである

自分が解決するべきもので、

選手はプレーに集中してくれれば良いと。





しかし、欧州のトップリーグで

「助っ人外人」として活躍してきた

ユウヤがプロのハンドボールチームを

立ち上げ、プロの選手を指導するのならば、

真っ先に伝えなくてはならない事は

こういう事だったのではないかなと思う。





プロチームの厳しさとプロ選手とは

どうあるべきなのかということ。







ユウヤは自分の実績を

誇らしげに話すようなヤツじゃない。





また、自分の経験や信念を

他人に押しつけるような事もしない。





でも、僕は今、FC琉球の選手達に

一番必要なのはユウヤがどんな人間で

どんな信念を持ち、どんな道のりを歩んできたのかを

知ることなのではないかと思った。





それが、彼らの目標になるのではないかと。





だったら、僕がFC琉球の選手に話してやろうと思った。





比嘉さんの家を出た後、僕らは居酒屋に

集まり、ユウヤについて熱く語った。







ユウヤはそんなに身長が高いわけでもなく、

身体能力に恵まれているわけでもない。





でも、ユウヤはずっと世界一の選手になることを

目標に、自らの信念をブラすことなくやってきた。





身長が低い、ジャンプ力がない、アジア人の体格。





そんな事は関係ない。





だったら、それを補うためにナニをするかだ。





そうしてユウヤは実際に

欧州のトップリーグで

上位チームのエースとして君臨した。





そんなユウヤが、FCバルセロナのようなチームを

沖縄に作るという目標を掲げて動き出した。





今は誰もが笑うかも知れない。





現実味のない夢かもしれない。





ただ、高校生の頃、ユウヤが

ハンドでメシを食っていくと宣言したときにも、

周りは誰も本気にはしなかった。





それから挫折がなかったわけではないと思う。





けれど、最後にはハンドでメシを食っている。





夢というのはあきらめるまで終わらない。





ただ、本気で信じ、努力しなければ叶わないのだと。







そう、FC琉球の選手に

話しながら、自分を振り返っていた。







僕が金沢、ユウヤが沖縄の高校生だったあの頃。





こんな風に2人で飲んでいるなんて想像も出来なかった。





人も、時間も流れていく。





互いに色々な経験をした。





これから選手として

輝くことが出来る時間は

限られているだろう。





しかし、花は枯れても種を残す。





ユウヤが沖縄という場所に蒔いた種が

どのように芽を出し、どんな花を咲かせるのか。





そして、その花がどのように日本に、

アジアに、世界に広がっていくのか。







未来なんて誰にもわからないものだけど、

僕はユウヤの夢が叶うと信じている。







そして、いつかお互いの夢が叶った時には、

また、くたばるぐらいに飲み明かしたい。







僕は、そう思っている。

200704151507000_5.jpg 









~おしまい~









P・S



田崎さん、華乃子のために

わざわざ絵本をありがとうございました!

(そらのいろ みずいろ/下田昌克・小峰書店

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200708252042001_8.jpg


この本は94年から96年にかけて

下田さんが中国、チベット、ネパール、

インドを旅行した時に見た風景、

教えてもらった話をもとに

つくり上げた絵本なのだそうです。

水と生命の関わりを鮮やかな色彩と

文章で描いている素敵な作品だと思います)





下田さんの作品は大好きなので、本当に嬉しいです!





豊田でもまたお世話になりまーす!








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